金属3Dプリンターとは

3Dプリンターは1986年にチャールズ・ハル(Charles Hull)によって発明されたのが始まりです。
そのハルが創業した3D Systemsという会社は、今ではStratasysと並ぶ大手3Dプリンターメーカーになっています。
まだ黎明期と言える3Dプリンター市場では多くのベンチャー企業が登場していますが、最近はこの2社による買収が進んできました。
今後は3D SystemsとStratasysの2強時代に突入していくことでしょう。
さて、現在市場に出回っている3Dプリンターのほとんどは樹脂を原料とするものです。
そうした中で、metal3dprinting.orgは材料に金属を使用できる3Dプリンターに焦点を当てて情報を集めています。

加工技術

金属を3Dプリンターで印刷する主な技術は、選択的レーザー焼結(Selective Laser Sinteringまたは略してSLS)という方法です。また、その技術から派生した選択的レーザー溶解(Selective Laser Meltingまたは略してSLM)という方法もあります。
選択的レーザー焼結は、材料の薄い層をいくつも積み重ねることで3次元の物体を作り出す積層造形法の一つです。
一般的な選択的レーザー焼結プリンターでは、金属の粉末を敷き、物体となる部分をレーザービームで焼結させて層を作り、その上に新たに粉末を敷き、またレーザーで焼結させる、といったことを繰り返して物体の層を積み重ねていきます。

使用される金属材料

現在3Dプリンターで加工できる金属は、ステンレスやアルミ、銀、チタンなどです。
これらの金属を粉末にしたものが原料として使用されます。

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